サッカーJリーグとお金

サッカー界について話をするときに、クラブチームのお金に関することはファンの間ではしばしば話題になります。日本のプロサッカーリーグであるJリーグに加盟しているサッカーチームが1年間に得ているお金は、Jリーグの主催団体が毎年公表している経営状況からある程度知ることができます。その内訳について述べると、まず広告料収入とは、選手が着用するユニフォームや、スタジアムのビジョンや看板などに社名や商品名などを表示するにあたって支払われる費用を指します。

すべての加盟チームにとって最も大きな収入源となっており、チームによっては広告料収入の割合が全体の半分を超えている場合があります。広告料を支払う企業の殆どはチームの経営に関与してはいませんが、収入の大きさから無視出来ない存在です。広告料収入に次いで多いのは入場料収入です。これは文字通り、ホームスタジアムに来場する客から支払われた入場料の総額で、強くて人気のあるチームであるほど高い傾向にあります。

Jリーグ分配金は、リーグの運営団体が得た放映権料などの収入の一部を、チームの実績に応じて多少の傾斜をつけた上で配分したもので、アカデミー関連収入は、各クラブチームで実施している選手の育成事業に関する収入のことです。そして、リーグやカップ戦の賞金やグッズ収入、選手の移籍金など、広告料収入などに計上することができない収入全般が、その他収入に含まれます。